
正月室礼
季節の移ろいや行事、迎える相手や時間に合わせて室内や空間を心を込めて整え、意味を持たせて表現する「室礼」
目に見えない想いを、カタチにする
単なる「飾り付け」ではない、日本独自の美意識
歳神様を迎え、家族の一年の無事を願うための「正月室礼」
藤娘が見守る新しい年
新年を迎えるたび時を重ねていくわが家のお決まり正月風景
初孫の誕生を喜び、手先が器用だった祖母が作ってくれた藤娘の羽子板
幼い私の未来を願い、静かに、丁寧に手を動かしてくれたその時間は今もこの羽子板の中に息づき、
毎年わが家のお正月の室礼として、新春に華やかさを添えながら見守り迎え入れてくれます
結び松
新年を象徴する青々とした立派な松の葉を清々しい青藁で結んだしめ縄で束ね奉書で包んだ「結び松」を
正月の神々への御供物として羽子板の隣に立てて設えてみました

松は、変わらぬ緑を保つことから「長寿」「不変」「つながり」を意味する縁起の良い存在
その松を≪結ぶ≫という行為には、わたしが大切に考えている
過去から今、そして未来へと想いをつなぐ意味が込められています
原点とこれから
華やかさよりも
派手さよりも
「受け取ってきたもの」を大切にするお正月
生まれた時に受け取った祖母の想いと今の私が選んだ結び松
そしてこの風景を写真におさめる 過去と未来の間に立つ「今の私」
スマホで撮った1枚の写真は
過去を振り返るためでも、記録に残すためでもなく、想いがここにある真実を写し
2026年だけでなく、その先へと進むこれからの私にとっての "原点”と ”これから" をやさししく結びなおしてくれる時間を与えてくれるのであります
それでは本日はこれにて SeeYou
